共感についての勘違い
いつ頃からかわかりませんが、女には共感力が大事などと、どこでも聞くようになりました。
その辺のおじさんも、女子スポーツの監督も、まずは共感が大事だみたいなことを言います。
で、そう言う人の言う共感の中身が何なのかを聞いていると
「わかるわかる」「その通り」というように一言の言葉で肯定して返す、と言うことのようです。
女の立場からして、こういうのは本当に共感されていると思うのでしょうか。
本当に男が自分のことを理解していると思えるのでしょうか。
「共感してほしい」と女は言います。
女同士の話でも「わかるー!」というのはよく聞きますが
これを聞いている女は内心「本当にわかってんのかよこいつ」「誰にでもそう言うよね」と思っているものです。
男との会話よりも高度な女同士の会話でこれなのですから、男が口先だけで、それもマニュアルどうりの共感のフリなんか信じているわけがありません。
他の男とは違う共感を示す方法
本当に共感していることを伝えたいなら、「わかる」と言うのではなく、自分の言葉で別の角度から女の言ったことを言い換えるのです。
例えば「あたし、なんかいつも気を使っちゃうんだよね」と言ったときに
「うんわかる、そういうことってあるよね」と返すよりも
「サッと引いて相手に合わせちゃうのって、気がついたらクセになってたりしてるんだよね」
と返す方が、具体的に共感しているのが伝わります。裏の心情を言い当てて、代わりに言っているわけです。
同じことを感じているからこそ出てくるは具体的な話なので「わかる」と言わなくても、自分に共感してくれている、同じ気持ちが伝わっている、というのが女には一発で伝わるというわけです。
男よりも複雑な女の心境に対して、いつも同じ言葉で共感を示そうなんて無理に決まってます。
こういう返しがハマったときは、女の反応もまるで違います。
目の開き方、声のトーン、全然違います。
これが2回も決まれば、女の自分を見る目が変わります。
これができるようになってくると、女の子が何かを言うまでもなく、先に言いたいことを代わりに言うことができます。
何かを言いたいけれど、なんて言っていいかわからない、と言うときに代わりに言葉を探してきてあげるのです。
モヤモヤとしていたのがスッキリして、あなたのその言葉をきっかけに話したかったことがすらすらと話せるようになります。
聞き上手でモテる人は、実はこういう能力を持っています。